2005 年
1 月
25 日
中越地震被災地、小千谷市視察
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1月23日で3ヶ月が経過した新潟県中越地震、被災後の生活や、支援活動、被害状況などについて視察に行ってきました。現地は昨年12月から本格的な積雪期に突入し、あたり一面雪に埋もれ、その所々にブルーシートで覆われた家が見え要危険のシールが貼ってあります。積雪は現在約3メートルもあり、通常でも雪かきをしないと屋根がつぶれそうなところを地震で弱った家屋の倒壊が小千谷市でも12件に達しています。この冬を乗り切れるか、被災者の最も多い不安が家屋倒壊です。
視察先は、千谷の仮設住宅、舟岡町被災現場、吉谷地区被災現場、吉谷保育園、わかば保育園、の6箇所でした。昭和39年に大型地震があって以来の事で何も備えはなく定期的な防災訓練も水害に備えてのものだったとか、余震は八百数十回、人々はまず屋外にのがれました。広さ150kuに対し人口約4万人で広さの割には人口が少なく又都市ガスが早くから整備され安全装置がいきわたっていたので火災が一件だけで済んだのはせめてもの救いでした。電気、水道は4日目に復帰、ガスは1ヶ月かかりました。現在は17箇所、870戸の仮設住宅が建てられ667世帯が入居、全員が避難所からは解放されました。
千谷の仮設住宅では集会所の中に畳が敷かれ各地からの励ましの手紙や大きな羽子板なども飾られ、お年よりの休息室もあります。その前でボランティアの人達がおもちつきをしたり、雪はやんでいたものの寒さの中それぞれの活動を行っていました。住宅はキッチン、風呂、トイレと整備されていて、避難所から移った時は家族だけで寝られる嬉しさはあったものの、この住宅の中で数ヶ月も暮らすのはかなり厳しい状況だと現場を見て感じました。窓の外はほとんど雪で何も見えず、まして高齢者、障害者にとっては閉じこもりになり、何も出来ずこの冬を越すのは精神的にもきつい状況です。今は結露の問題が大きく天井から水が落ちてくる状態で除湿機の設置を進めるそうです。県は応急復旧から復興へとシフトし、中越地震の復興事業を進めるに当たり財源を確保するため「復興基金」の創設を決めました。しかし住宅被害調査が雪ではかどらず被災者への支援金配分の遅れ、また制度上の問題もあり、雪国の復興事業や生活再建は遅れが懸念されています。
視察中、ななめの電柱や、床がもちあがりピアノが倒れ全面改修の保育園、家がなくなり学校だけがぽつんと建っている状況、川の方に傾いてしまった家屋などなど被災状況の現場を目の当たりにし、駅前にあった「がんばれの」のぼり旗とともに一日も早い復興を切望しながら電車にのりました。神戸、新潟の状況を教訓に今後世田谷でも防災対策を現状にあった有効的なものにしていく必要があります。
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